歯科医師として診療を重ねる中で、院長が痛感したのは「歯周病で歯を失う患者さまがあまりにも多い」という現実でした。
進行した歯周病であごの骨が失われ、グラグラになった歯を抜かざるを得ない状況を目の当たりにし、「歯科医師として患者さまを歯周病から守るために何ができるか」を深く考えるようになりました。
その思いから、勤務の傍ら歯周病治療の勉強と研究を開始。治療技術や知識、実績を認められた歯科医師だけが取得できる日本歯周病学会「認定医」の資格を取得するに至りました。19年(※)を超える治療経験を持つ現在も、セミナーや学会に参加し、最新の知識と技術の習得を続けています。
当院では、重症化した歯周病でもできる限り歯を残せるよう「歯周外科治療」という高度な治療に対応。歯を支える歯茎やあごの骨が溶けてしまった場合は、「歯周組織再生療法」をご提供しています。
歯周組織再生療法では、「リグロス」という薬剤を使用して失われた歯周組織を再生させます。保険診療で対応できるため、費用面でも不安なく治療を受けていただけるのが特徴です。
歯医者に通っているのになかなか歯周病が改善しない方、「抜くしかない」と言われるような重症の方も、諦める前にぜひご相談ください。専門的な知識と技術で患者さまの大切な歯を守り、噛める生活を取り戻すお手伝いをいたします。
※2025年現在
歯周病は、治療を行って症状が治まっても、歯磨きや生活習慣の変化で再発しやすい病気です。油断をせず、継続的なケアを行うことが重要になります。
そこで活躍するのが、歯科衛生士によるプロフェッショナルなメインテナンスです。定期的にご来院いただき専門的なクリーニングを行うほか、ご家庭での歯磨き方法も丁寧にお教えしています。
当院の歯科衛生士は勉強熱心で、常に技術向上を目指す者ばかりです。年に数回、大阪から講師を招いての技術指導や、外部研修会への積極的な参加を通じて研鑽を積んでいます。最新の知識と、経験から培った技術で、歯周病の再発防止をサポートします。
歯ブラシのサイズや形は実にさまざまです。お口の状況に合っていない歯ブラシでは、どんなに丁寧に磨いても効果を発揮できません。
メインテナンスにお越しの際は、ぜひ普段お使いの歯ブラシをお持ちください。毛の開きから、力の入れ方・磨き癖などを確認し、より効果的な歯磨き方法をレクチャーいたします。大きさや毛の硬さが合っていない場合は、患者さまに合った歯ブラシもご提案が可能です。
歯周病の予防と再発防止は、歯科医院でのケアとご自宅でのケアの両方がそろって初めて成り立ちます。患者さまが実践しやすいホームケアをサポートいたしますので、一緒に健康な歯を守っていきましょう。
「歯石とりが痛い」という理由で、歯周病治療を敬遠される方も多いのではないでしょうか。
実は歯石をとる際の痛みは、歯科衛生士の技術レベルと使用器具の状態に大きく左右されます。技術向上のために日々研鑽を積む当院の歯科衛生士は、痛みを最小限に抑えた処置が可能です。
さらに、歯石とりに使用する「スケーラー」という器具の管理も重要なポイントです。切れ味が悪いスケーラーでは歯石をスムーズに除去できず、余計な痛みを生じさせてしまいます。そこで私どもは、スケーラーのメインテナンスを毎日欠かさず実施。常に良い状態を保つことで、効率的かつ痛みの少ない処置に努めています。
また、歯茎の奥深くの歯石を除去するSRP(スケーリング・ルートプレーニング)では、強い痛みが予想される場合があります。そうしたケースや患者さまからご希望があった際は、事前に麻酔を使用。できる限り快適に治療を受けていただけるよう、細やかに配慮しています。歯周病治療への不安や恐怖心をお持ちの方も、どうぞ心配せずにご来院ください。
歯周病の治療には、患者さまご自身による「セルフケア」と歯科医師・歯科衛生士による「プロフェッショナルケア」の2つが必要です。つまり、歯科医院で受けるプロフェッショナルケアだけでは、歯周病は改善できません。
歯周病治療では「プロに任せきり」という考えは禁物。患者さまが行うセルフケアがなければ、症状の改善は困難なのです。
患者さまが積極的に治療に参加し、「一緒に治していく」という意識を持つことで、初めて歯周病は改善へと向かいます。もちろん、私どもプロがしっかりとサポートいたします。大変なこともあるかもしれませんが、一緒に歯周病治療に取り組んでいきましょう。
検査器具やレントゲンで、歯周病の進行度合いを調べます。
歯周病がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
歯周病の原因となる歯石やプラーク(歯垢)を、専用の器具を使って取り除きます。
効果の高い歯磨きの方法をお教えします。
歯周病を再発させないために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ○ | ○ | ○ | ─ | ○ | ○ | ─ |
午後 | ○ | ○ | ▲ | ─ | ○ | ○ | ─ |
午前:9:00~13:00
午後:14:30~17:30
▲:15:30~17:30
※最終受付は、診療終了の30分前です。祝日がある週の木曜は診療をしております。
休診日:木曜・日曜